ENET25 血液検査辞書
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No.46 K カリウム

カリウムとは

カリウムは主に細胞内に存在し、ナトリウムは主に細胞外に存在して両者のイオンバランスを調整して、浸透圧を一定に保つ重要な役割をしています。

ナトリウム濃度が高くなる、あるいはカリウム濃度が低くなって両者のバランスが調整できなくなると、ナトリウム濃度を下げるために水分を取り入れることになり、体液の量が増えてしまうので血管が圧迫されて血圧が上昇してしまいます。

カリウムはナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制して尿中に排泄させる働きがあり血圧を降下させます。

また、神経細胞の刺激の伝達にナトリウムとカリウムの拮抗作用が重要な働きをしています。

ナトリウムとカリウムは筋肉の収縮と弛緩に関わっており、カリウムは筋肉を弛緩させる働きがあります。


カリウムが過剰になった場合、筋肉が収縮しにくい状態になり、高カリウム血症や弛緩症、低血圧などの症状になります。

カリウムが欠乏した状態になると、筋肉が収縮しやすくなり、こむらがえりや心臓ではポンプ作用が弱くなって血液の流量が減ったり、不整脈になるなどの症状があります。

また、インスリンの働きが悪いと、血中のカリウムが細胞内に移動できなくなるので、尿といっしょに排泄されてカリウム不足になります。

イオンバランスが崩れて、ナトリウムが相対的に多くなると、水分を取り入れようとして「のどの渇き」を感じるようになります。

また、ナトリウムが細胞に流入するエネルギーを利用して、ブドウ糖やアミノ酸などの栄養素を細胞に取り入れています。

カリウムを細胞外に放出するエネルギーを利用して細胞内の老廃物を放出しています。この仕組みで細胞でのエネルギーを作っています。

基準値  3.5〜5.0 mEq/l
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疑われる病気

高値 慢性腎不全、急性腎不全、アジソン病など
       
低値 呼吸不全症候群、アルドステロン症、クッシング病など

索引【K】 分類[血液検査項目] 登録日-2013/01/15 04:36



管理者:遠山 英幸 - No: 登録キー:
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