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心疾患:近未来の治療について

心筋症:近未来の治療

心筋症の自然寛解は、原則的には無いとされています。その理由は、前回のブログで説明したとおりです。

しかし、ゲノムレベルから次第に増悪を進行させない方法が解明されてきました。
但し、後天性の心不全に限ります。

そもそも、心臓は筋肉で構成されていることは、前回でも説明しました。では、手や足の筋肉と何が違うのかを、分子学を利用して解明していきましょう。
筋肉には、意識的に動かすことができる、随意筋(ずいいきん)と、意識的に動かすことができない、不随意筋(ふずいいきん)とに別れます。
心筋は、不随意筋(ふずいいきん)であり、自分の意志で止めたり、動かしたりは当然できません。
そのことから、心筋は一度損傷や炎症を受けると、その部位の修復ができず、周辺の新筋繊維にも負荷がかかるために、心臓の機能が増悪、低下していきます。これが不随意筋(ふずいいきん)の宿命と言えるのです。
とは言え、この増悪を全く止められ無いわけではないことが、最近の研究でわかってきました。

心筋の炎症や損傷を修復することは困難ですが、周囲の心筋にその影響が及ばないようにする栄養素がわかってきました。
1.微量金属元素(ミネラル)
(1)セレン
(2)亜鉛
(3)マグネシウム
2.ビタミン系
(1)ビタミンA:サツマイモ、ニンジン、マンゴー、ホウレンソウ、赤ピーマン
(2)ビタミンB 6:ヒヨコ豆、ジャガイモ(皮付き)、シーフード、アボカド
(3)ビタミンC:柑橘系の果物やキャベツ、トマト、ブロッコリー、イチゴ
(4)ビタミンE:小麦胚芽やヒマワリ油、ピーナッツ、アーモンド、ホウレンソウ、ブロッコリー
3.タンパク質
(1)アスパラガス・ブロッコリー・枝豆・芽キャベツ

適切な栄養管理は、筋傷害の回復にとって重要な要素である。長期的にみた場合、抗炎症性の食品は、回復力を高めるだけでなく、傷害の再発予防に役立つといえる。回復のために、十分な栄養を摂取していただきたい。

※常識的な注意として、どの栄養素も過剰摂取は控えること。適切摂取であれば、確実に増悪を止めることができます。
2020/10/27   tooyama
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