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心不全

心臓心筋症について

心臓心筋症について

心臓は、一枚の筋肉から構成されており、胎児期にとぐろを巻くように心臓という臓器が出来るのです。
心臓は、単純な臓器でもある反面、デリケートな一面も持ち合わせています。
胎児期から、そのポンプ機能は一時も休まず、血液を全身へと送り続ける、非常にタフな臓器とも言えるでしょう。

しかし、タフとは言え、筋肉の塊である心臓も、栄養状態の不良や細菌、ストレス等で心筋が損傷を受けると、その部位は修復が不可能なために、心臓全体の機能が、徐々に悪化していきます。
これが心筋症で、心筋症の中でも代表的な疾患として、拡張型心筋症 肥大型心筋症があります。
拡張型心筋症は、心臓のポンプ機能に大きな負荷がかかると、左室が拡張して血液を送り出す力(EF:駆出力)が低下してしまう疾患。
肥大型心筋症は、心筋が分厚くなることで、心内容積が狭くなり、1拍の血液送出量が少なくなることから、1分間の心拍数が増大する疾患。

このどちらも、心筋に過大な負担がかかるために、心筋が次第に固く線維化状態となり、最後には血液を送り出せなくなり死亡します。
また、心筋症の共通点は、不整脈が発現することにあります。
心筋症は、心臓が変形(リモデリング)した状態ですから、洞結節(発電部)からの電気信号が、正常ルートを通らず、迂回したり、多発的な経路を形成したりすることで、正常な心拍を保てなくなるのが不整脈です。

心筋症(心不全)は、治るのでしょうか。
一般的には、完全完治はないとされています。
その根拠には、常時動いている臓器は、代謝と言う修復ができないからとあります。
例として、胃や腸など消化器は、食べ物があるときには活動し、空腹時にはある程度休んで、その間に代謝をすることができます。
心臓は、休んでしまうと生命維持ができません。即ち体が死んでしまいます。
因みに、心臓は1日にドラム缶40本(8000㍑)もの血液を送り出しています。すごい量です。

現在の治療は、内科的治療がメインで、時として外科的手術やカテーテル術を併用することもあります。
次回は、近未来の治療についてを書きたいと思います。

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2020/10/28 心不全   tooyama