実績

実績 

名古屋分子生命科学研究所では、2010年5月から開始された、「膵臓癌ステージ4d」の患者様に臨床試験してまいりました。

当時の患者様の病態は、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)を原発として、肝臓転移もあり背中の疼痛・吐き気・食欲不振・衰弱を認め、医学的にはOP(手術)不可能であり、化学療法しかない状態で、主治医の所見では、放置した場合は余命3ヶ月、化学療法で1年生存でした。
当時患者様自信からの希望で、当研究所で開発間もない「微量金属元素飲用治験」を開始することにし、随時検査管理や医療施設との連携で、化学療法(TS-1)との併用治験を実施しました。

初期状態から、半年は抗がん剤のTS-1の後遺症を、微量金属元素で抑えながらの治験でした。
120日頃から、肝癌(膵管部)3センチの消失が認められた。しかし、膵臓門脈の閉塞は変化なしの状態で、治験継続を行った。

240日頃から、門脈閉塞(イレウス)は改善しないものの、新生門脈の発達が見られ、門脈バイパスが形成され始めた。そのことで、膵液の流出が徐々に行われ、十二指腸への流出が認められた。膵液は、消化酵素であるため、十二指腸への流出が途絶えると、消化不良や腸閉塞(腸イレウス)を起こすことから、膵液流出は膵癌の改善と言っても過言ではない状態であった。
その後、主症状であった、背部疼痛・吐き気・食欲不振は、ほぼ解消した。倦怠感は常時あるが、日常のQOLに支障がないほどに改善。

300日を経過する頃には、リハビリも相まって、職場復帰も可能となる。
現在、2021年で、膵癌告知から11年を経過したが、5年前に定年退職し、現時点では後遺障害もなく、健常者と全く変わらずに趣味を楽しんでいる。

再発予防のため、現在も「微量金属元素」の飲用は継続中である。 2021.02.06